ギャラリーの会場使用料と販売手数料について【料金は二極化する】

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作品を展示するためにギャラリーやレンタルスペースをお借りしますが、その会場使用料や販売手数料は、今後二極化の運命を辿るだろうと想像しています。

片方は、今の手数料を維持したまま運営することができ、もう片方はどんどん価格競争に巻き込まれます。

 

今や、誰でも自分の作品をネットで公開することができ、コロナの自粛期間も相まって、オンラインギャラリーを制作する作家さんも格段に増えました。意外とオンラインでも作品を売ることが出来ることに気づいた人が、一気に増えたのではないでしょうか。

 

そうなると、ギャラリー等で展示する意義として、今までよりも更に、認知度と販路拡大の重要性が高まってきますよね。

 

使用させていただくギャラリーが、どれくらいの顧客を抱えているのか、SNSの運用はどんな感じなのか。そして一番大切なことが、作家を育てようとしているのかどうか。

良いギャラリーは、販促にもしっかり力を入れてくれますし、サイトやSNSでのプロモーションもしっかりしてます。そして、そういうことを続けているので信用があり、ブランド力も確立しています。

 

逆に、ただ手数料を得るためだけにスペースを貸し出しているギャラリーもあります。もちろんこちらも需要があるのですが、しかし、このような形態のギャラリーは、オンラインギャラリーやインスタのショッピング機能など、作品を販売できるプラットフォームが伸びるのに比例して、価格的なデメリットが強くなるので、なかなか現状を維持することが難しくなっていくと思います。

 

ギャラリーに限らず、手数料というものは、ネットの台等で色んな分野で大幅に下がっていますよね。間に入ることで利益を得るビジネスモデルは、ブランド力がないと衰退していきます。

 

今まで間の存在が必要不可欠だったビジネスが、どんどん直接的に繋がるようになりました。

これからは、お金を払ってでも間にいて欲しい!と選ばれるようなブランド力が必須になりますし、それはギャラリーにも多かれ少なかれ同じことが言えるのではないでしょうか。

 

 

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