今日は、今美大生に戻れたらやりたいこと3つ、というテーマで書きます
わたしは東京の武蔵野美術大学を卒業していますが、在学中は一所懸命に制作に打ち込み、長期休暇中は旅に出たり、現在の制作の拠点となっている工房に通ったりと、結構やりきった感があります
卒業制作も優秀賞を頂くことができました
なので、あまり後悔してることも無いのですが、そんなわたしでも、アーティストとして活動する今だからこそ感じる、美大生のうちにあれをやっておけば良かったな、ってことを3つ書こうと思います
① 作品の撮影及び記録をしっかり残す
講評前って、だいたい焦ってますよね
スケジュール通りに制作が進むことは稀であった気がします
しかし、大学を卒業して今思うことは、作品そのものより、作品の写真、及びその作品を制作するにあたって考えていたこと、コンセプトの記録の方が、後々役に立つことが多いです
特に、物撮りはもっとしっかりやれば良かった!
本日も、WIRED が主催する公募展に、学生の頃に制作した作品を応募しましたが、写真の用意に難航しました
少なくとも、ミラーレス以上のカメラで、1番いいのは、写真撮るの上手い友達に撮ってもらうことですね
それか、学生のうちにしっかりカメラのことを勉強できたら、かなり強いです
いくらスマホの画質が良くなったとは言え、PCの大きな画面で見ると全然違います
作品を撮影するのは、講評直前のことが多いと思うので、切羽詰まってることと思いますが、ここでしっかり写真を残せるかどうかは、今後数年間の活動に関わってくると言っても過言ではありません
②他学科の友達をつくる
学生の頃は、同じ学科の子とばっかりつるんでました
それはそれで、もちろん楽しかったですし、かけがえのない思い出ですが、もう少し他学科の子とも話してみれば良かったなとも思います
合同展示会をしたいと思った時、同じ分野の作家とは組みにくいです
組みにくいというか、各々の作品が映えないことが多いです
美大の横のつながりは、結構大きくて、というのも何かをする時に誘いやすいんですよね
卒業後の活動でも、この繋がりは多方面で活きてくると思いますので、現役の学生さんは友達を大切にしてくださいね
③公募に応募する
美大で作った作品を見せる機会って、何回あるでしょうか
ほとんどの作品は、講評の1回が唯一の晴れ舞台だと思います
これって本当にもったいないよね
今だから思うけど、これ、本っっっ当にもったいないんですよ!笑
先生方の評価ももちろん大切だけど、絶対に外に出した方がいいですよ
美大生活で1番後悔してることは、公募に応募しなかったことかな
みすみすチャンスを逃していたなと思います
書類制作したり、郵送費高かったり、色々と面倒なこともあるけど、それ以上の結果を得られるはずだし、外に出すことで成長にも繋がります
美大に在学中に、色々応募してみてください
公募を探す上でおすすめのサイトは、登竜門です
とりあえずここをチェックしてれば、有名どころを見逃すことは無いと思います

ということで、今美大生に戻れたらやりたいこと3つでした!
卒業して身に染みてますが、美大での生活って本当に幸せな時間だったなと思います
時間や道具、工房、仲間、教授陣からの作品に対する意見、今となっては手に入れることがとっても大変です
貴重な学生時代、どうぞ大切につかってください
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