表現者が旅に出るべき理由

思想と生活
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いきなりですが、わたしは2013年に当時在学していた美大を退学し、2年半に及ぶ1人世界旅に出ていたという経験があります

この経験は、今のわたしの制作活動に大きく影響しています

 

表題の「表現者が旅に出るべき理由」の答えをもう言っちゃいますが

それが何かと言うと

 

『 枠から外れるため 』

 

旅をすることは、人生にかけがえのない経験をもたらす可能性があります

個人的には、表現者が旅から得られるものは計り知れないと思っていて、今回は何故そう思うのかを説明しようかと

 

 

人との出会い

 

旅に出れば、必然的に、国籍老若男女とわず沢山の人と関わります

そこで出会う人は、日本での友人関係、職場での人間関係と比べ、一気に他種多用!

「こんな風に生きている人がいるんだ」

何度もそう思わされました

 

“レールに乗っかった人生“という表現がありますが、レールから外れてるどころか、もはや海潜ってんじゃない?ってくらい違います、笑

自分の価値観がどれだけ狭い範囲で形成されていたかに気づかされました

 

身についてしまった価値観って、それに気付くのも大変だし、気づいたところで、剥がす作業もかなりの体力と精神力使いますよね

旅に出て、様々な人の生活を見て、少しでも常識の枠を外しやすい状態に保つことは、表現の可能性を広げるために大切なことです

 

 

アート、文化に対する各国のスタンスの違いを知る

 

この度のコロナに関する文化的分野への補償金の脆弱さからも分かるように、日本の芸術に対するスタンスって、諸外国と比べて低いです

諸外国というのは、なにも先進国だけを指してるわけではなく、発展途上国と比べてみても、日本という国はアーティストが生きにく国だと感じます

 

その1つの要因として挙げられるのが、そもそも美術教育に重きを置いてないことを発端にする、圧倒的な鑑賞者不足にありますが

高校生の頃のわたしは、そんなことはつゆ知らず、美術予備校に通い、そのまま美大に行きました

 

さて、もし美大を退学せずストレートで卒業し、そのままアーティストとして活動していたら、どうなっていたでしょう

日本の美術環境だけを見て育ったわたしは、社会に出てバイトしながら制作を続けて、こう思うかもしれません

え? バイトの手取りから生活費と税金と制作費とアトリエ代と展示費用払うって無理ゲーじゃね?

 

アーティストが日本で生きにくい要因2つ目、アーティスト自身がどうやってサバイブするか、学ぶ機会がないまま社会に出る、が挙げられます

美大は、主に己の表現力を高めるところであって、個人事業主としての生き方、税金との関わり方、セルフブランディングなどを受け身で学ぶ機会はほぼありません

幸いなことに、わたしは旅をしているあいだ、様々なアーティストに出会い、普通に生活(仕事)している彼らを見て、アートは社会と切り離せない存在なのだと実感することができました

日本のアート分野の地位は低いけれど、しかし、それは世界共通のことではないこと、サラリーマンも表現者も同じように尊い職業であることを知りました

 

なにが言いたいかというと、“ 芸術家は無理ゲー “ という思考の枠にはまらずに、生きてこれました

 

芸術家は稼ぐことのできる職業、というビジョンがないと、稼ぐための戦略を練らなくなります

芸術家は貧乏、と思いながら生きてたら、いつまでも貧乏から抜け出せません

 

諸外国を旅して、芸術家が普通に暮らしている現状を見れば、ビジョンも大きくなるため、行動力もあがります

 

 

以上、枠から外れるために、表現者は旅に出よう!

 

 

 

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