アメリカの著述家ジェリー・ミチントンさんの『うまくいってる人の考え方』を読んだのでご紹介します
内容を大まかにわけると分けると、前半で『自尊心を持つことの大切さ』、後半で『より良い考え方を選ぶこと』を、100の項目で説いています
自分と相手のどちらも尊重しながら、すんなりと自分を大切にできる考え方に好感を持ちます
日々ちょっとずつ対実践していけそうな心の持ち方、考え方がやわらかく提示されてます
これは、まんま制作している時の感情だなと
作品作りに集中している一瞬って、未来のことや過去のことが完全に頭から消えてませんか?
どうやったら上手く仕上がるか、頭の中のイメージを外に出すことに必死で、その他のことが全部一旦置き去りになると言いますか
将来やっていけるのかだとか、コンペに落ちてしまっただとか、そういう不安要素が、制作してる時間はどっかに行ってます
感覚的に、制作してる時間が幸せだよな、という思いは常々ありましたが、的確に言葉に置き換えられたようででハッとしました
アドラーのベストセラー『嫌われる勇気』にも似たような趣旨の文章がありますが、フリーランスになってからというもの、この教えの大切さは身に染みます
アーティストは表現すること自体に意義があると思いますが、やはり作品にお金を払ってもらえたら嬉しいものです
ギャラリーやお客さんに作品を適合させたり、気に入ってもらえるように接したり
ただそういうことを続けると、やはり捻れてきますよね
長い目で見ると、自分がしたいように表現し続けるのが、結局は近道なんじゃないかなと
個展とか開くと、なんか胡散臭いおじさんが来ることありませんか?
先行き不安なアーティストに、怪しい餌をぶら下げて来る人
目先のことに釣られて時間を無駄にしないように、お互い気をつけましょう
芸術家というのは常に他人からの評価がつきまといがちです
流されず自分を貫く心構えを鍛えるために、本書を参考にしてみては?
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