芸術家の書籍発行について

思想
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とある出版社から、書籍を出しませんか?とのお誘いをいただきました

わたしの制作拠点が海外なので、そこでの生活を本にしたら面白そうだと思ってくれたようです

まさかのお誘いに驚き、とても嬉しかったのですが、初めての自費出版ということで、色んな思いが渦巻いています

 

先日おこなった、先方の編集長との打ち合わせの内容や自分で調べた情報を元に、芸術家の自費出版のメリット・デメリットをまとめてみます

 

メリット

 

自身の活動と作品を書籍として残し、ISBNコードを取得すれば、文化人としての箔は付きます

活動の範囲は、作品を作って売る、以外にも広がりを見せるかもしれません

セルフプロモーションとして、受賞や展示経緯の他に、書籍出版という項目が増えるので、それ自体が希少価値にもなりそうですね

有名な方でも無い限り、芸術家が書籍を出版することは稀かと思います

 

個展などをする際に、空間に書籍を置けば、作品は高くて買えないけど興味を持っていただけてる方向けの商品にもなります

折角来たんだし何か買っていきたいけど、、、って方が手に取りやすそうです

本の内容にもよりますが、作品よりターゲットの広い商品となるでしょう

 

 

デメリット

 

自己出版は結構な出費になります

見積もりの段階ですが、B5の100ページオールカラーを1000部で、150万は超えそう

順調に売れたとしても、黒字にするのは中々難しいということが分かりました

書籍販売で儲けられることは少なく、あくまでもプロモーション効果を買っているイメージです

 

自分で調べて初めて知りましたが、書店流通の際の総手数料は、作品をギャラリーで展示販売した際の手数料を大きく上回ります

出版社、書店、出版社と書店の取次にそれぞれ手数料がかかるので、総計は割とびっくりな価格となります

書籍出版について本当何も知りませんでした

 

あとは在庫管理ですね

わたしは、ミニマリストもどきなので、ここがネックになりそうです

展示会に持っていくと言っても、重さもありますし

 

 

そこで、電子書籍の可能性も見えてきました

できるだけ身軽でいたい自分のライフスタイルにも合っているので、わたしにも出版社にも、そして読者にもメリットになるような落ち着きどころを探している状況です

 

色々調べてみましたが、電子書籍というのは、出版社にとって、面倒が増える割にメリットが少ないみたいですね

イメージとしては、編集だけお願いして、電子書籍化は自力で頑張る感じになるのかな

本文に出版社のサイトやホームページのリンクを貼ったり、紙での出版作業がなくなる分、編集の予算を大きくしたり、なんとかwin-winになる道を模索します

 

ってことで、まだ始まったばかりの書籍出版計画ですが、きっと大きなネタになりそうなので、逐一このサイトで報告していこうと思います〜

 

 

 

 

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